所有のもののほか、図書館等で目にしたものを取り上げる。
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注)一部未入手を含む。
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未入手。石垣の専門書であり、民家のものから城郭まで扱っている。石垣は城郭以外でもよく使われており、積み方も様々である。本書では石垣の美しさについても述べられている。
空撮写真を収録している。上空から見るとまた違った雰囲気が味わえる。あたかも戦艦のごとき大阪城、山中に姿を見せる津和野城の石垣など。全国70以上、写真も大きくカラーであり、量・質共に申し分ない。諸国の古城伝説についても書かれている。
日本名城建築図集がついている。仙台城大手門(正面図)や大阪城大手枡形(平面図)などが珍しい。
本書の構成は大まかに3つに分かれる。まず斎藤政秋氏による全国の城のカラー写真、次に写真は白黒となり、各城に対する寄稿、そして解説である。
特にカラー写真は大きく、迫力ある城の姿が写し出されている。
第10巻以外は未入手。各県の城に関して、古図、要図や、写真と文章で解説されている。とにかく膨大な数である。全20巻であり、全てを揃えると全国の城の情報が揃うだけでなく、城郭研究の資料も別巻によって得ることができる。
今となっては情報が古くなっているだろうが、その価値は色あせることはない。
「城のしおり」でスタンプを集めるとプレゼントがもらえることになっており、送られてきたのがこの本である。だが当時小学生の私には難解であった。プレゼントが予期したものとは違っていたが、ともかく思い出深い1冊だ。
本書は7章からなる。1章では「なぜ、加藤清正は鉄壁の石垣を築いたか」を西南戦争の話を交え解説している。2章は豊臣秀吉の三木城攻め、3章は藤堂高虎、4章は毛利氏、5章は江戸城、6章は上杉謙信、7章は榎本武揚と西洋式築城について書かれている。
どの章も興味深いが、3章では築城の名手といわれる藤堂高虎について、宇和島城における空角の経始(あきかくのなわ)や、今治城といった城の縄張り等を通して分析している。
カラーページが多く、図も豊富である。また、文章も様々な視点から城を捉えている。写真鑑賞だけでなく、読み物としてもおもしろい。
未入手。犬山城をモデルとして、築城の様子を絵本にまとめてある。「大人と子供の絵本」とあるように、絵を主体としており説明文には読み仮名をふるなど、大変読みやすい。
小学校のときに親により買い与えられたものである。「最新の考証により141城を精緻な復原図で全紹介」と表紙にある。復元図はすべてカラーであり、屋根の色など各城の特徴が現れている。また縄張り図と併せて、完成時の櫓数といった規模のデータもあり、往時の規模を想像しやすい。
未入手。全国102城の、幕末から昭和20年頃までの古写真を収録。各城の解説もある。昭和58年に発見された大阪城の古写真や、名古屋城、江戸城等は特に多くの写真が含まれている。また建築内部の写真もあり、質・量共に優れた非常に貴重な資料である。
全国100城以上の絵地図と、16城の建築図を収録。それぞれに解説がある。
全10巻。4巻、8巻と9巻以外は未入手。地域ごとに城と城下町の魅力がまとめられている。写真が豊富で、地図もあり、真面目な内容には好感がもてる。
小学校の頃手に入れた本である。私はこの本から城の基礎的な知識を学んだ。くだらないことではあるが、「はいれめー」や「それっうんこでもくらえ!!」等の漫画の台詞がおもしろかった。
ともかく私にとっての城入門書であった。子供向けの本がある、ということだけでも価値があると思われる。
100を越える城のカラー写真が収録されている。各城について簡単な説明がつけられている。巻末には、「日本古城の旅」と題し城を訪れる旅をするうえでのみどころや旅程の組み方が掲載されている。また「資料篇」では大名一覧等の資料もある。
未入手。城郭について詳細な解説がされている。まず城郭の歴史から始まり、城郭の作事で櫓や門等の構成要素についてそれぞれ触れている。
毎日新聞の連載を本にまとめたものである。なかには城との関連の薄い話も含まれるものの、篭城戦など興味深い内容である。上巻では古代から戦国まで、下巻では戦国から明治維新までを扱っている。
個人的には、「上原城と諏訪御料人」や、「津城と富田信高の妻」や、「宇和島城と楠本イネ」などに関心を持った。
戦国時代の城郭について、作戦研究1で戦国大名の領国防衛構想、2で戦国7大籠城戦について書かれている。
城の歴史を、豊富なイラストを用いて解説している。
未入手だが購入意欲をそそられる内容である。本書の特徴は、豊富なイラストである。
「第1編 日本城郭概史」では、イラストを交えて各時代の城を紹介している。「第2編 城郭の見方」では、城郭建築等の細かな名称をイラストと共に解説している。かなり細部まで網羅している。「第3編 日本100名城」では、現状の地図に旧状の地図を会わせ、城郭の規模が分かるようになっている。
また縄張り図では、城の規模が分かるよう、主要施設の位置まで記されている。各城の縄張りの複雑さには感嘆するばかりである。イラストだけでなく、古写真や現状の写真や、城絵図まで掲載されている。
以上3編からなる本書は、視覚的に分かりやすく、専門的な知識がなくても眺めているだけで楽しいものである。もちろん第1編と第2編において詳しい知識、第3編においては各城の解説を得ることができる。
同協議会加盟の全城郭についてのガイドブックである。小冊子であるため各城郭についての情報は最小限しか載っていないが、所在地や電話番号、最寄り駅だけでなく入場料、開館時間、休館日まであり、城を訪れる際に重宝することになるだろう。
なお、1冊目は紛失したので、新しい版である2冊目を現在所蔵している。
「城館」というタイトルから分かるように、中世城館の調査や研究などをする人に調査方法を示している。本書では調査法を1.文献や絵図等、2.縄張り3.発掘に分け、それぞれ話を進めていく。図面の書き方にまで及んでいて、詳細な解説である。城館跡整備の事例では全国12の城館について評価を行っている。図・写真も多く大変参考になる文献である。
全国93城、370点あまりの古写真収録。
古図・イラスト・写真により当時の様子・復元・現況をまとめている。
未入手。全国73城の天守をイラストで再現。内部が描かれていたり、さまざまな角度からの再現図もあって立体的に楽しむことができる。天守建築に関する解説、付録として再築天守の一覧や写真がある。特に再築天守は40以上の写真が収録されており、見比べることができる。
角牟礼城(大分県)と城下のCG紹介や、肥前名護屋城、倭城や、近世陣屋など。
題名に惹かれて買った。だが内容は濃い。天守に焦点を絞った書籍として、価値のあるものである。天守復元へのプロセスから、朝鮮半島の倭城天守台にまで考察が及んでいる。特に朝鮮半島の天守台の話題が新鮮であった。お決まりの各城紹介においても、天守の古図・古写真等の資料が豊富に掲載されている。また各地の天守台の残る城についても取り上げられている。
少々値は張ったが、私は買ったことを後悔していない。余談ながら、表紙は姫路城、裏表紙は萩城天守の古写真である。裏表紙に萩城を持ってくるところが渋い。しかし5層の端正な天守を見るとインパクトがあるとも言える。
カラー特集として萩城や三原城などの復元図がある。他、城にみる毛利氏の戦略など。
織田信長の築城理念や城活用法など。
豊臣秀吉の大坂城、聚楽第、伏見城など。
山中城や姫路城の攻城シミュレーションや、歴史上の攻防戦について解説されている。城の構成要素について、豊富なイラストを交えて書かれている。
未入手。「大事典」と付くだけあって、かなり詳しく書かれている。特に「日本城郭百科」では城のすべてが詰まっているのではと思わせるほど網羅している。「日本の城500選」はさほど有名でない城も掲載されている。
文庫本のためサイズは小さいが、収録写真数が豊富。
未入手。江戸時代の城絵図と現代の空撮を比較することにより、城下の変化を読む。前半のページに収録した城については、発掘や復元についての特集が設けられている。「姫路城の防衛マニュアル」や「大坂城天守すら凌駕した天守群」(広島城)といった興味深いテーマである。私はなかでも「城郭史上最大級の天守」(名古屋城)に感動した。
未入手。戦国大名とその居城についての概説である。略系図や縄張図も掲載されている。
豊富な写真と図を用い、丁寧かつ詳細に城の要素を解説している。
未入手。圧倒的に写真が多い。収録数が多いのが特徴であるが、1つの写真に1ページを使うこともあり、古写真の魅力を十分伝えている。
個人的にはなかでも福井城の巽櫓に目が止まった。
未入手。第1部で遺跡保存運動について、第2部で城郭・城下町論として八上城を中心に、第3部で関係史料を収録し、第4部で城郭資料、第5部で八上城などの城からの採集遺物の解説がある。内容が濃く、かなり本格的な本である。なお第4部の城郭資料は所在地や規模等の基本データ、概要、縄張図が付けられており、その数は100を超える。付録には城郭の場所を記した地図が付属する。
本書を城郭の話題を中心にみてみると、第2章の付論において朽木氏の城館に関する考察、第6章で伊予の城郭に関して、第7章で伊賀上野、第8章で伊勢津両城の城と城下町に関する考察が述べられている。
特に第7章では筒井氏時代の上野城復元が試みられており、城下町も含め藤堂氏時代との比較も行われている。さらに8章の津城では富田氏時代の津城も取り上げられ、天守が藤堂高虎の改修時にも存在していたとの記述もあり興味深い。
戦国期から近世初期に至る城郭破壊の実態に関する書である。城破り(しろわり)とは人為的によって城を破却することを指す。肥前名護屋城などの実例に沿って論じられている。
巻頭の広島城を筆頭に、豊臣大坂城・萩城・岡崎城・丹波亀山市城・津山城・高松城・福山城の天守をCGで再現。広島城については、様々な角度からの構図で収録されており、CGならでは。
カラーの地図がみやすい。”観光度チェック”で5段階評価をつけている。
明治維新時に存在した、全国の城郭を対象としている。陣屋だけでなく台場までまとめられている。総論ではこれらに関して述べられている。
全国97城、680点もの古写真収録。
各城下町デザインの特色、現代の都市計画状況について。近世から現代までどのように発展したかも分り、興味深い。
1巻について1・2城を特集している。各城について、見所をまとめている。オールカラーで写真が豊富で、城下町マップなどがあり、ガイドブックとしても利用できる。
東国72城について、みどころのポイントを紹介。地図と共に写真入りで解説されており、わかりやすい。移築建築物に関する情報も豊富である。
平成13年に開催されたシンポジウムの記録。仙台城の発掘調査に端を発しているが、盛岡城・甲府城・名護屋城・倭城の石垣に関する報告もある。
模型によって往時の城郭の状態を紹介している。巻末に模型の展示されている博物館等の情報を載せている。雛型に関する考察もある。
戦略・戦術面からの各城の分析。イラスト・写真が豊富で分かりやすく、非常におもしろい。
江戸時代に存在した546藩について取り上げ、由来・特色についてまとめられている。
歴史的な観点から読みやすく書かれている。
実戦における城郭の戦略・戦術を具現した16堅城の検証。城郭研究者が薦める堅城30選がある。
空撮・古写真・古図などを主体とした名城の紹介。
城の重要な要素である「縄張」・「普請」・「作事」について図面を豊富に使用した解説。安土城の復元図も収録。
幕府直轄の城及び幕末維新期まで存在していた諸藩の城と陣屋を収録。東国編では中部・北陸地方までが対象。
幕府直轄の城及び幕末維新期まで存在していた諸藩の城と陣屋を収録。陣屋までも現況の写真が収録されている。
城郭建築の意匠から、植生に至るまで城の詳細について解説されている。
城にまつわる合戦やエピソードを紹介。
豊富な写真とともに、最新の研究成果を紹介している。
「天守登城」では、現存12天守に加え、木造復元された4天守についてもみどころを紹介している。他、歴史や意匠、データなど詳しく書かれている。
カラー口絵に復元図を掲載。各城の特徴など。
城の基本と歴史、構造と戦略、人物と伝説について分りやすく紹介。
日本城郭協会が選定した100名城のガイド。スタンプ帳つき。
古写真・絵図・空撮を交えて全国の城を紹介。
清洲城や長浜城などをCGで再現。
未公開であった写真を多数収録。あくまでも古写真をメインとして、紹介文は最小限に留めている。
・昭和39年5月号 特集:名将の城
旧城主が綴る「わが家の城」
・昭和43年新年特大号 特集:燃えよ城 幕末名城始末
特別企画として維新100名城古写真集もある。
・昭和46年5月特大号 特集:戦国の城塞
特別企画として最新古城発掘レポートがあり、「幻の大城郭観音寺城発掘」、「伊賀上野城の石垣刻印」など。「武州松山城破壊と保存」も収録。
・昭和48年9月号 特集:まぼろしの大城郭
観音寺城、春日山城、小田原城、伏見城、など。
・昭和49年9月号 特集:お城の科学
「これからの城郭研究」、「城下町からみた城郭考」など。
・昭和51年8月号 特集:信長の城 安土城400年記念特集号
特別企画の図説日本城郭史では、安土城を中心として天守に関する記事がある。
・昭和54年7月号 特集:ふるさとの城郭秘史
戦国の三大築城家、穴太衆、鬼ノ城や、聚楽第の新史料、シンポジウムで芥川城もとりあげられている。
・昭和58年11月号 特集:太閤秀吉と大坂城
「読める年表」、「大坂城はくおして築かれた」、「大坂城の歴史心理学」など。
・昭和60年9月号 特集:名城の謎と怪奇
安土城天主や、日本最初の天守閣としての多聞城や、甲賀の砦群など。綾城が完成するまでのフォト・ドキュメントもある。
・昭和63年8月号 特集:誌上復元 甦る戦国の城郭
中世城郭の記事や、一乗谷、名護屋城、甲賀城郭群、兵頭氏による安土城天主の新説など。倭城の解明の記事もある。
・平成6年2月号 特集:天下人の巨城
巻頭カラーでは秀吉築城大坂城の本丸復元模型を、特集では信長・秀吉・家康の居城を解説している。特別研究で洛中の居館・宿所がとりあげられている。
・平成7年11月 特別増刊号戦国の城[スペシャル52] 実戦データファイル
折り込みカラーで真壁城の復元イラストがある。本文は戦国時代の城について運用力のレーダーチャートや実際に行なわれた籠城戦の解説が掲載されている。
・平成15年8月号 特集:江戸城の400年
・昭和52年10月号 特集:名城と名将
黄金伝説の城など。名城の空撮写真もある。
・昭和53年10月号 特集:戦国落城物語
大坂城、小田原城や、名将の城攻めや、諸国落城物語など。
・昭和59年12月号 特集:名城の秘話50選
特集は築城や城攻めや、黄金伝説に関する秘話が書かれている。他には名城今昔として14城の古写真と現状の写真も収録されている。
・昭和63年2月号 特集:風雲2000年の城郭史
水城から五稜郭まで、チャシ・グスクも。
・平成3年7月号 特集:風雲の名城天守閣
江戸城、大坂城、名古屋城や、熊本を含む13現存天守。大坂城の西の丸天守の記事もある。
・平成10年8月号 特集:徳川300年 将軍の城を歩く
特集で江戸城の見所や歴史などが紹介されている。
兵庫県には多くの魅力的な城がある。姫路城等が代表的であるが、それ以外の城にもスポットライトが当たっている本として貴重である。
本書では入門編として城の構造等を図・写真を交えて解説し、見どころ編では県内の20城以上を地図・写真と共に紹介している。資料編においても参考図書や縄張図が充実している。
カラー写真が豊富に収録されており、大変見やすい。
沖縄諸島と奄美諸島の城を紹介している。写真や図が豊富であり、データも詳しい。伝説や物語も収録されている。
未入手。文章で近江の城の特徴などをを解説している。戦国大名の城郭から中世城館まで押さえている。近江の城の興味深さが増すであろう。
18章から成り、それぞれのテーマに沿った探訪ガイドが掲載されている。
「能登七尾城・加賀金沢城シンポジウム」の成果をまとめたもの。
天守再建35周年を記念して出版された。歴史と、天守の再建についてまとめられている。
著作者は不明だが漢文で各城について石高や寸法の記述がある。限定出版のため、入手困難と思われる。
県が昭和49年度及び50年度に実施した開発集中地域中世城跡分布調査の結果をまとめたものである。調査の対象は鎌倉時代から安土・桃山時代の城・館・砦跡である。ただし近世幕藩期に発展した城郭・陣屋等は除外してある。
各城館について地目(現況)、規模(東西南北の距離)、時代(築城時か廃城時のいずれか)、城主、備考、概要、略測図が示されている。他に古図や、文献解題・解説も収録されている。
約1000もの城が取り上げられているため、近世より前の城については本書でほとんどカバーされているのではないだろうか。貴重な古図や豊富な略測図があり、資料価値が高いと思われる。
入手したものの紛失。その後再購入。県内の城館のうち、遺構の良く残るものや歴史的に重要なものを収録。写真が豊富であり、絵図も多い。一部の絵図がカラーであるが、原図のままではなく分かりやすくするために着色したものである。
概説で歴史を、城郭解説においては各城の遺構や規模や、関係主要文献などが記述されている。
県内の近世城郭・陣屋・代官所・砲台を対象としている。城郭の絵図や、現状や、復元図(現状の地図上に縄張再現)などに関する考察を収録している。また、各城の普請と作事について表にまとめている。
大型本であり、図なども大きく見やすい。また比較的新しいことも大きな魅力である。城郭の収録数が多く、地図上に場所もまとめてあるため便利である。
未入手。松阪城天守再建に関しての著者の考え。蒲生氏郷による楽市令など。
平成13年度三重大学重点経費の研究報告書である。本報告書は、藤田達生三重大助教授や村田修三大阪大学大学院教授らの執筆によるもので、同遺跡で発見された付城遺構、木造氏とその居城の城下図などに関する研究をまとめたもの。
考古資料として全国の中世集落遺跡と三重県の戦国期城館の解説も収録され、さらに木造城を復元したCGのCD−ROMも付属。
厳選50城+番外編17城の紹介。それぞれアクセス方法がついており、重宝する。
厳選50城+番外編17城の紹介。それぞれアクセス方法がついており、重宝する。
松阪山城会による紹介。
福山城(広島県福山市)の天守再建を記念して出版された本である。戦災前の古写真が多く収録されている。昭和50年に改訂出版されている。
大坂築城周辺の話題から、豊臣・徳川の大坂城について。石垣について詳しく述べられている。
歴史から技術について、話題を絞ってまとめられているため、読みやすい。古写真から絵図まで、多彩なページも魅力だ。
大阪城の歴史について。石山本願寺時代から、豊臣時代、徳川時代、陸軍時代、天守復興と、広く扱っていて、かつ分かりやすく書かれている。
各所の説明と、歴史について取り上げられている。
豊臣秀吉が築いた大坂城を、イラストを交え解説。小学6年以上が対象。
第1章で自然景観について、第2章では歴史を、第3章で建築・土木、第4章で天守よりの眺望について、第5章では文学や資料について解説されている。特に第3章は図や写真も多く、丁寧である。なお、巽櫓が復元される前の書物である。
会津若松城の歴史・城下町について。
大阪城天守閣において開催された特別展の際に作られたものである。写真と共に展示品の説明がある。英語でも併記されている。
ペーパークラフト本である。縮尺は1/225で、16枚のシートからなる。10ページ以上からなる組み立て方の説明付き。
見事な石垣・特異な御殿・抜け穴等、豊富な古写真等、話題が多く内容が濃い。
主に掛川城の歴史と天守再建への経緯について触れられている。執筆者には歴史の専門家も含まれるものの、肝心の復元設計を担当した宮上氏は名を連ねていない。
その後果たして年間登城客20万人は達成できたのか、地元住民の賛同が得られているのかなど、そのあたりのことについての版を望みたい。
序で述べられているように、書名にそぐわない部分が多い。藩政の歴史に関しての記述が主であるが、松山城の変遷についても知ることができる。
復元された白石城天守に関して、ふんだんに写真を用いて紹介している。白石城の絵図や、城主の片倉氏についても書かれている。
宮上氏による安土城天主の紙模型本である。スケールは200分の1で、各ページにカラーのパーツが描かれており、切り取って組み立てることで模型が出来上がるようになっている。完成図、作り方、安土城等の解説、文献史料もある。作り方は順を追って写真を交えて説明されている。
歴史や現況、門の復元に関する話題など。
鳥瞰復元図、移築や表御殿の話題など。
豊富な写真と絵図によって紹介。
豊臣時代の大坂城と、徳川時代の大坂城について。それぞれの天守・御殿復元図。
姫路城について掘り下げた内容。羽柴秀吉築造の天守復元図もある。
NHKで放送された番組の内容を出版化したものである。口絵でCGによって再現された安土城を紹介し、以下の章では発掘調査の成果をもとに、ときには推理も交えて解説している。わかりやすく書かれているのが特徴である。
萩城はなかなか興味深い城である。優美な天守だけでなく、縄張りや城下町などにも魅力がある。本書ではそれらについて解説されている。
序章で織田信長の旧二条城について、第1章と2章では徳川氏による天守について、第3章で二条城のあらまし、第4章では建物について書かれている。付録として二条城に関する絵図や復原図など5点収録。
復元された大書院に関する書籍である。。復元の経緯・歴史・古写真などを紹介。CGによる再現図も掲載されている。
未入手。テレビ番組でCG再現された福岡城天守の制作過程をまとめたものである。付録には測量図と復元設計図が収録されており、本文の内容とあいまって大変貴重な書である。
平成13年に開催されたシンポジウムの、発表や発言を再現したものと、資料や図からなる。
岡山県の鬼ノ城について、第1章で概要、第2章で写真を交えた見所紹介、第3章でさらに詳しい解説がある。写真はカラーで量も多く、イメージをつかみやすい。
寛永年間に造営された、即ち徳川家光の江戸城天守をペーパークラフト(350分の1)で再現。前半はパーツで、後半は天守や江戸城に関する記事がある。組み立て方のページもある。
築城時の様子や、発掘調査の結果などを、図面を交えて紹介。古絵図や書簡が豊富に掲載されている。
発掘写真・出土物の写真を豊富に収録。整備の様子が記録されている。
築城400年を記念して発行された。今治城と、築城者の藤堂高虎について。
大洲城天守復元の詳細が分かる。
CGによって安土城を再現。提灯で飾られた様子や、炎上の様子までバリエーションに富んでいる。
充実したイラスト、古絵図、写真で金沢城の移り変わりを再現している。
CGにより、慶長創建時・宝暦改修時双方の天守を見ることができる。あまりの雰囲気の違いに驚かされる。
写真約920点、古絵図約80点、屏風絵など約40点などが収録されている。城の歴史、城の要素の解説や、全国の城のデータが紹介されている。Windows、Machintosh対応ハイブリッドCD-ROM。
内藤昌氏の総監修により金沢城を3DCGで再現し、Quick TimeVRで閲覧することができる。絵図集などもある。Windows、Machintosh対応ハイブリッドCD-ROM。
高画質の写真188作品が収録されている。Windows、Machintosh対応ハイブリッドCD-ROM。スクリーンセーバー、壁紙も収録。
大容量DVDの特徴を生かし、計80分超の動画が収録されている。
本編では津山城の歴史を解説。特典映像として、津山城と城下を再現したCGによるムービーを収録。DVD。
各巻7城の映像・画像を収録。付属本にて各城を解説。
DVD。大洲城天守の復元記録。